61歳 男性
2016年12月に黄疸が出現し、ステージ4の肝門部胆管癌が判明した患者様です。
手術不可能なステージであったため、主治医と相談して、ステント挿入後に2017年2月に陽子線治療のみ行いました。
主治医から残った癌に対して抗癌剤を勧められたものの、御本人が「ステージ4なら何しても良いでしょう」と、主治医の反対を振り切って、高度活性化NK細胞療法を選択されました。
高度活性化NK細胞療法が決してミラクルなものでないことをご説明し、こちらからも抗癌剤との併用をお勧めしたのですが、「いいの、これは僕の実験だから」と意に介されないご様子で、決め台詞の「ステージ4なら何しても良いでしょう」に、私たちも頷くしかなく、2017年5月から高度活性化NK細胞療法、単独での治療を始めました。
当初、153.9だったCA19-9は、順調に低下して、治療開始2ヶ月で35.9にまで低下し、6ヶ月後には14.1と、正常化しました。
肝門部胆管癌の予後が非常に悪いことを考えると、もう、唸るしかない症例です。
※当クリニックにおける高度活性化NK細胞療法の治療例です。