日比谷内幸町クリニック
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最先端の免疫細胞療法によるがん治療

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乳がん⇒肝臓・多発性骨転移 :手術不可能で余命1年の宣告

手術は不可能。余命1年の乳がんと診断されるも、抗がん剤と高度活性化NK細胞療法の併用で腫瘍マーカー減少。原発・転移部位も縮小!

49歳 女性

平成20年2月に健康診断で異常を指摘されたFさん。受診をした結果、「乳腺炎」と診断されました。それ以降も以上を感じていながらも、忙しさのため受診できない状態が続きました。「乳腺炎」と診断されたことで安心したこともあったのでしょう。

しかし1年後に乳がんと診断されたのでした。

その時点ですでに肝臓・骨へ多発的な転移が認められ、主治医からは「予後は年単位ではいえない」とまでの宣言を受けます。

すでに手術や放射線治療をできる段階ではなかったため、抗がん剤治療が開始されました。

しかし、抗がん剤の副作用が出現。2種類の抗がん剤を組み合わせる治療が中止となります。

Fさんは1種類のみでの抗がん剤治療に不安を感じ、高度活性化NK細胞療法の併用治療を希望されました。通常、抗がん剤との併用治療をされる場合、抗がん剤の休薬期間に、高度活性化NK細胞療法に必要なNK細胞の採取(採血)を行います。

しかし、Fさんの場合、貧血が大変強かったため、細かに血液状態をチェックし、高度活性化NK細胞療法を継続しました。

その結果、腫瘍マーカーは順調に低下。高度活性化NK細胞療法を1クール終えた時点で、すべての腫瘍マーカーが正常値となりました。また、同じ時期の骨シンチグラフィーでは、胸骨の転移部分の影が薄れてきているのが確認出来ました。

CEA 5.2→2.2 (正常値5.0ng/ml以下)
NCC-ST-439 7.5→1.1(正常値7.0U/ml以下)

Fさんの場合は、抗がん剤の副作用なのか貧血が非常に強く、継続してのNK細胞採取(採血)を行うことができませんでした。

そのため、高度活性化NK細胞療法の2クール目開始までに、2ヶ月程度お休みを挟むことになりました。

しかし、その間に症状は逆行することなく、腫瘍マーカーも正常値を維持したまま、高度活性化NK細胞療法の2クール目を再開することが出来ました。

2クール目を再開してまもなく、一部骨髄浸潤が見られていた骨転移の病変が縮小し、骨内に治まっていることが判明します。

骨髄とは、白血球や赤血球などの血液成分を作っている、いわば血液の工場です。

この部位に浸潤が見られていたため、長期に渡り貧血が改善せず、高度活性化NK細胞療法もゆっくりとしか進めていくことができませんでした。

しかしこの改善によって、高度活性化NK細胞療法を定期的に行うことが可能になりました。

高度活性化NK細胞療法2クール目4回目の治療後のCTでは、原発である乳房の腫瘤は不明瞭なものとなり、多発的に見られていた肝臓の転移も縮小傾向となっていました。


※日比谷内幸町クリニックにおける治療例