肺内多発転移・リンパ節転移も認められた肺腺がん。抗がん剤と高度活性化NK細胞治療法の併用で原発巣が縮小し、肺内多発転移・リンパ節転移が消失!
74歳 女性
平成21年10月に肺がん(肺腺がん)(ステージⅣ)と診断されたHさん。その時点で肺内に多発転移・リンパ節転移もみられたため、抗癌剤治療を開始しました。
しかし、抗癌剤治療の副作用に対する恐怖や、治療効果への不安などを感じていたHさんは、高度活性化NK細胞療法を希望されました。
平成21年12月より抗がん剤治療と併用する形で、高度活性化NK細胞療法を2週間に1回の投与ペースで開始しました。
抗がん剤治療4クール・高度活性化NK細胞療法を5回投与した辞典で腫瘍マーカーの検査をしたところ、抗癌剤治療1クール終了後で高度活性化NK細胞療法を開始する前と比較して、結果は改善されていました。
CEA 30.3→7.9 (正常値5.0ng/ml以下)
シフラ 2.7→2.0 (正常値2.0ng/ml以下)
NSE 10.3→6.6 (正常値10.0ng/ml以下)
SLX 99→27 (正常値38U/ml以下)
腫瘍マーカーの減少とともに体調の改善が見られたため、検査後もHさんは高度活性化NK細胞療法を継続されました。
抗がん剤治療6クール、高度活性化NK細胞を11回投与した時点でCT検査を行ったところ、肺の原発巣の大きさが33×25mm→25×17mmへとかなり縮小していることがわかりました。
さらに驚いたことに、肺内の多発転移巣・リンパ節転移は消失していました。また、腫瘍マーカーにもさらなる改善が見られました。
CEA 7.9→5.7 (正常値5.0ng/ml以下)
シフラ 2.0→0.5 (正常値2.0ng/ml以下)
NSE 6.6→6.2 (正常値10.0ng/ml以下)
抗がん剤治療に不安と恐怖を抱えつつ、また主治医と当院への通院の負担もある中で、Hさんは約半年に及ぶ高度活性化NK細胞療法の治療を頑張られてました。
そんな努力のかいもあって、大変良い結果が出たために、とても喜ばれておられます。平成22年6月時点では、抗がん剤治療も高度活性化NK細胞療法も中断され、お体を休ませています。
そして7月から抗がん剤治療だけを行う予定です。その後の検査結果によって、高度活性化NK細胞療法の再開を検討されているということです。