高度活性化NK細胞療法は、患者様から血液を40cc程採取し、最先端の培養技術で刺激・活性化し、2週間ほど無菌状態で約10億個のNK細胞を増殖させ、生理食塩水に溶かして再び静脈から患者さんの体内へ戻すという療法です。
(尚、NK細胞の数値は目安であり、培養期間や患者さんの容態によって異なります)
免疫チェックポイント阻害剤であるオブジーボが保険適応になり、アメリカではCAR-T療法がFDAの承認を受けている現在、免疫細胞療法にエビデンスがないというのはナンセンスな話で、古くはクレスチン、レンチナンやピシバニールという保険適応になった薬も存在しています。
我々が行っている細胞培養による免疫細胞療法の効果については、国立がん研究センターがかつて、最高権威の雑誌であるランセットに、肝細胞癌の術後投与が生存率を高めることを示した論文を掲載しています。
また、学会発表レベルではありますが、肺癌や膵臓癌についても同様の報告があります。